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神戸マラソンを走り終えて

よっ、よよよ、よぉぉ!

タイトル通り、神戸マラソンを無事に走り終えることができました。

それから数日経ち体力も回復してきましたので、今感じていることを書いていきたいと思います。

神戸マラソン2025当日

今年は何をしようかと考えていた年始、ノリでやろうと決めたフルマラソン、そして当選してしまった神戸マラソンもいよいよ本番の日を迎えました。

3年前よりも仕事が忙しくなり練習量も少なかったため不安はありますが走り切るしかありません。

そして2025年11月16日9時15分、第2ウェーブの僕らが走り始めます。

最初の問題はトイレに行きたくなったことです。

走っていくと定期的にトイレスポットはあるのですが、どこも人が並んでいます。

「いきなり時間をロスしたくない」と思い我慢しながら走っていると、垂水のマリンピアにトイレスポットがありました。人も少なかったためここでトイレに行くことを決めました。2分程のロスで抑えれたと思います。

ここまでで約13kmです。

次の問題は15km地点でのこと、両足がパンパンになってしまいます。

まだ1/3しか走っていないのに足は限界になり絶望します。

さすがにリタイアはしたくないので、足を限界突破させながら走り続けるしかありません。

もうハーフマラソンで充分だという気持ちになりました。

そして何とか折り返し地点に到着し、しばらく走ると希望の光が現れます。

5時間のペースメーカー集団が後ろからぞろぞろと走ってきます。

「コイツらについて行くしかない!」と思いました。

何を隠そう、僕は3年前も5時間のペースメーカーについていき、5時間を切るタイムを残すことができました。

ただ、3年前とは状況が違います。あの時は37km地点くらいからペースメーカーについていき、粘りで走り抜きました。

しかし、今回ペースメーカーを発見したのは24km地点。喰らいつきましたが、僕の足は34km地点でついに止まってしまいます。

もう走ることはおろか、歩くので精一杯です。

「しょーや、ツシヲ、ごめん。先にエクセルコダイヤモンド行っててくれ。」

スマホを持っておらず連絡することができないため、心の中で2人に謝ります。

この時はあと8kmを歩くしかないと思っていたため、完走タイムがかなり遅くなると思っていました。

そしてここからは地獄です。もう二度と走りたくないと思いながら、歩く→走る(歩くのとほぼ変わらないスピード)→歩くの繰り返しです。1キロ1キロが遠く、全然ゴールに近づいている感じがしません。

ちなみに走っている時は死にそうなZ走りです。

もう気持ちは折れていましたが、39km地点に着いた時、自身にスイッチが入ります。

「ここからは走ろう。」

相変わらず死にかけですが、歩かずに走ります。

何とか走り続け、残り1kmを切るとゆずの栄光の架け橋が流れています。

「なんども~なーんども~諦め~かけーた~夢の途中~」

シンプルに感動します。ここまで来た自分が誇らしいです。

さらにゴールが近くなりumieに来ると多くの観客が待っています。

こんな一般人が走っているのを見て面白いのだろうか思いながら、なかなかの観客の多さにまた感動します。ここでの声援はとても嬉しかったです。

そしてたくさんの観客の横を走り抜けるとついにフィニッシュです。

大変お疲れ様でした。

記録は5時間10分くらいで、3年前より遅くなりましたが、充分に満足です。

走った代償

15km地点で足がパンパンになった時から分かっていました。

「明日、仕事無理やな」

走った後は筋肉痛で、しゃがむ・起き上がる、階段を上る・降りる、シンプルに歩くなどの動作がキツ過ぎて、仕事どころか日常生活に支障がでます。

次の日はボロボロの状態で仕事をしましたが、何とかバレずに一日を終えました。

ちなみに誰も見ていない時はZ走りをしていました。

そして水曜日、家に帰った時「あれ、筋肉痛治ったわ」と気づきました。

右足小指も内出血していましたが、それも治まったので多分大丈夫でしょう。

今後は無理せずに身体を大事に生きていきたいと強く思いました。

そして普通に歩けることが如何に幸せかと感じました。

未来の自分へ

また血迷ってフルマラソン走るとか言うなよ!

もう30代なんやぞ!

二度と走るな!笑

以上!

次回「神戸マラソン前日 ~暴れる原野・減っていく睡眠時間~」